こんにちは。一般社団法人事業承継結婚推進機構、代表理事の村田弘子です。
このページに辿り着いたあなたは、きっと心のどこかで、こんな「人には言えない重荷」を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
「家業があるから、普通の恋愛や結婚が難しい」
「親からの期待が痛いほど分かるけれど、自分の人生も大切にしたい」
「経営者の妻(夫)になるなんて、責任が重すぎて敬遠されてしまう」
あるいは、親御様のお立場であれば、
「息子(娘)には幸せになってほしいが、家業のことも考えてほしい」
「会社を継いでくれる良いお相手が、どこかにいないだろうか」
もしそうなら、どうか安心してください。その悩みは、あなただけのものではありません。日本全国の多くのファミリービジネスが直面している、切実な課題なのです。
そして、その悩みは決して「ネガティブな要素」ではありません。それは、あなたが家業と家族を深く愛している証拠であり、「未来の幸せへの切符」になり得るのです。
今日は、私たちが提唱する「事業承継結婚」という新しい選択肢について、私自身の経験も交えながら、心を込めてお話ししたいと思います。
第1章:なぜ、アトツギの婚活はこんなにも難しいのか?
家業を持つ「アトツギ(後継者)」の方々は、本来とても魅力的です。幼い頃から経営者の背中を見て育ち、責任感が強く、家族の絆を大切にし、地域社会にも貢献している。
それなのに、なぜ一般的な婚活アプリや結婚相談所では、なかなかうまくいかないのでしょうか?
1. 「条件」と「現実」の残酷なミスマッチ
一般的な婚活市場では、どうしても「現在の年収」や「外見」「年齢」といった、分かりやすい条件で判断されがちです。
しかし、後継者の方の人生には、会社経営という「将来のリスクと責任」がセットになっています。
普通の会社員家庭で育ったお相手にとって、「自社株」「連帯保証」「創業家のしきたり」「親との同居」といった言葉は、未知の世界であり、時には恐怖の対象にさえなってしまうのです。
「素敵だけど、家業が重そう…」と、プロフィールの段階で敬遠されてしまうことも少なくありません。
2. 親子の想い、その切ないすれ違い
また、親御さんとご本人の間にある「想いのズレ」も深刻です。
親御さんは「家業を理解し、支えてくれる賢い人」を切望します。一方で、ご本人は当然「恋愛感情」や「気の合うパートナー」を優先したいと考えます。
このギャップが埋まらないまま時間が過ぎると、どうなるでしょうか。
親は焦りから「結婚はまだか」と急かし、子はプレッシャーから心を閉ざす。一番分かり合いたいはずの親子関係がギクシャクしてしまう……そんな悲しいケースを、私は数え切れないほど見てきました。
この「情報の非対称性」と「相互の理解不足」こそが、アトツギ婚活を難しくしている最大の壁なのです。
第2章:実録! 私はこうして「二代目の妻」になった
少し、私自身の話をさせてください。
私もかつては、皆様と同じ悩みの渦中にいました。私は、創業者の義父を持つ、会計事務所の二代目と結婚しました。
義父からの強烈なプレッシャー
結婚当初、私は「外から来た嫁」でした。義父は、高度経済成長期を生き抜いた猛烈な創業者。「男の子を産んで、公認会計士にしろ」というのが、彼の口癖でした。
今ならパワハラとも取れるその言葉に、若かった私は反発し、葛藤しました。「私は跡取りを産むための道具じゃない」と。
しかし、義父が亡くなり、夫が経営を引き継いだ時、初めて義父の真意を理解したのです。
彼は単に跡取りが欲しかったのではありませんでした。「顧客である中小企業の永続を支援するためには、まず自らの組織が永続しなければならない」という、プロフェッショナルとしての凄まじい執念と責任感を持っていたのです。
「第二の創業者」としての目覚め
その想いに触れた時、私の意識は変わりました。「夫を支える」だけでなく、「この事務所を次の時代に繋ぐ」ことが、私の使命だと気づいたのです。
私は、創業家の人間ではありません。だからこそ、古い慣習やしがらみにとらわれず、客観的な視点で組織を見ることができました。
夫(経営者)が孤独な決断を迫られる時、一番近くで本音を聞き、時には厳しい意見も言えるのは、配偶者しかいません。
私が外の世界で見てきたこと、感じたことが、結果的に古い体質の事務所を現代的に進化させるきっかけになりました。
後継者のパートナーは、単なる「家庭を守る人」ではありません。創業の精神を再解釈し、次世代に繋ぎ、会社を新しく生まれ変わらせる「第二の創業者」になれるのです。
そのことに気づいた時、私の「家業の嫁」としての人生は、輝き始めました。
第3章:「事業承継結婚」という解決策——仕組みと特徴
私の経験、そして数多くのコンサルティング現場で培ったノウハウを結集して作ったのが、「事業承継結婚推進機構」です。
これは、単に男女を引き合わせる結婚相談所ではありません。「家業の継続(ゴーイング・コンサーン)」と「個人の幸せ(ウェルビーイング)」の両方を叶えるための、特別なプラットフォームです。
特徴①:秘密を守りながら、「家業のリアル」を共有する
私たちは、ご入会時に、会社の経営内容、資産状況、将来のビジョン、そして抱えている課題まで、詳しくお伺いします(もちろん、厳重な守秘義務の下で管理します)。
そして、その「家業のリアル」を理解し、その上で「力になりたい」「一緒に歩みたい」と思ってくれるお相手だけをご紹介します。
最初から「家業」という一番重いテーマが共有されているため、交際中に「実は…」と切り出す重圧から解放されます。出会った瞬間から、家業が「隠すべきリスク」ではなく、「二人の共通の話題」であり「絆」になるのです。
特徴②:専門仲人(アドバイザー)による「翻訳」と「調整」
私たちの仲人は、ただのお世話焼きではありません。事業承継の専門知識を持ち、経営者の孤独やプレッシャーを深く理解した「専門家」です。
私たちは、親子間の、あるいは夫婦間の「通訳」として機能します。
例えば、親御さんが「早く孫の顔が見たい」と言った時。それが単なるプレッシャーではなく、「事業承継のために次の世代を安心して育てたい」という経営者としての切実な願いであることを、お相手に分かりやすく「翻訳」して伝えます。
「親には言えないけど、本当はこうしたい」
「息子には言えないけど、本当は心配だ」
そんな心の奥底にある声を拾い上げ、誤解を解き、両家が納得できる形でご縁を結んでいきます。この丁寧な調整プロセスこそが、成婚後の安定した家族関係の鍵となります。
第4章:結婚はゴールではなく、「最強のチーム作り」のスタート
私が皆様に最も伝えたいのは、「結婚は、最強の経営チーム作り」だということです。
経営者の孤独を癒やす、唯一の存在
経営者は孤独です。従業員にも、取引先にも、友人にも言えない悩みを抱えています。
その孤独を真に分かち合えるのは、運命共同体である配偶者だけです。
ビジネスパートナーであり、人生のパートナーでもある。そんな存在を得ることは、経営者の精神的な安定に直結し、結果として冷静で的確な経営判断に繋がります。
「婿養子」という選択肢の再評価
「娘しかいないから、M&Aしかないか…」と諦めている親御様はいらっしゃいませんか?
実は、「経営者になりたい」「伝統ある企業で自分の力を試したい」と考えている優秀な男性は、世の中にたくさんいます。
「婿養子」は、スズキや鹿島建設など、日本の長寿企業を支えてきた素晴らしいシステムです。血の繋がりよりも、志の繋がりで家を継ぐ。しがらみがない分、思い切った改革ができるというメリットもあります。
そんな新しい家族の形も、私たちは全力で応援します。
第5章:未来の家族の姿を想像してください
少しだけ、未来の話をしましょう。
あなたが私たちの元でパートナーと出会い、結婚し、やがて子供が生まれたとします。
週末の食卓。おじいちゃん(現経営者)、おばあちゃん、あなたたち若夫婦、そしてお孫さんが集まっています。
話題は自然と、会社の未来のことになります。
「お父さんの会社、かっこいいね。僕も大きくなったら社長になりたいな」
そんなお孫さんの言葉に、おじいちゃんが目を細めて喜ぶ。
これこそが、ファミリービジネスの醍醐味であり、最大の強みです。
株価や利益ももちろん大切ですが、この温かい「家族の風景」を守り、次の世代にバトンを渡していくこと。それこそが、事業承継の真の目的であり、経営者としての最高の幸せではないでしょうか。
一人で悩まず、私たちを頼ってください
家業の重圧も、結婚への不安も、一人で背負うには重すぎます。
でも、理解あるパートナーと、信頼できる専門のアドバイザーがいれば、その重荷は「希望」に変わります。
事業承継結婚推進機構は、あなたの家族の「これから」を作る場所です。
親御様からのご相談も、ご本人からのご相談も、あるいは「経営者と結婚したい」という方からのご相談も、すべて大歓迎です。
まずは一度、あなたの心の声を聞かせてください。
どんな小さな不安でも構いません。私たちが全力で受け止めます。
私たちと一緒に、100年続く幸せな家族の物語を、ここから紡いでいきましょう。
【まずは無料カウンセリングへ】
「自分の家業に合う人は本当にいるの?」「親にどう切り出せばいいか分からない」
そんな疑問や不安を、事業承継と結婚のプロフェッショナルにぶつけてみませんか?
プライバシーは厳守いたします。安心してご相談ください。

